荻野です。

今日は埼玉県八潮市で行われた、第23回ふるさとフェアに参加させていただきました。

前日までの天気予報では60%の降水確率でしたが、不安を持ちながら朝起きて窓を開けたら空は晴れ晴れしていました。

暑くもなく寒くもなく、心地のいい陽気に恵まれ、気持ちを高ぶらせながら会場へと向かいました。

ステージから来て下さっている方々を見ると、お世話になっているお顔馴染みの方々、友達のお姉さんとお母さん、古くからの友人が子供を連れて来てくれてたりとなんだか凄く嬉しいですね！

温かく見守られている中、カバーを中心に唄わさせていただきました。

そこでオリジナル曲を一曲織り交ぜました。

去年10月、今年4月と直近で2回ほど訪問した石巻市でも唄わさせていただいた『希望の光』です。

僕ら二人はあの訪問から体と脳で感じた大きなものがあったんです。

それは何かと言うと、正直言葉だけじゃ薄っぺらくなってしまうもの。

東日本震災の心の復興に向けて作った『希望の光』を、去年の10月までは関東圏内でしか唄っていなかった。

届くように叫んで唄っても、届けたいと感情を入れて唄っても、被災にあった方々一人にも届けられずにいた。

『希望の光』生まれてから3年が経ち、唄っていく内にこのままこの歌を唄っていっていいものかすら考えました。

凄く大好きな曲だし、お客さんからも高評価でした。

しかし、“まだ届けられていない…。”

そんな風に思っていました。

そこで去年、ボランティアで石巻市に行っていた知人のお誘いで訪問出来るきっかけをいただいたんです。

“やっと…やっと届けられる…。”

そんな想いでした。

3年経ってから訪問した僕らでも現地の方々は笑顔で迎えてくれた。

『希望の光』がそこで花を咲かせる為に、優しい風のひとつになってくれるように届けられた。

涙で霞む景色に映るのは、涙ながらに手拍子をしてくれていた現地の方々。

“知らないはずの曲なのに…僕らの曲を始めて聴いてくれているのに…。”

涙は止まりませんでした。

あの景色が今唄う『希望の光』には入っています。

地に足を止め、この瞳で見て、肌で感じたものが。

この曲に支えられ、聴いてくれている皆さんの笑顔に支えられて、これからもいい音楽を唄っていきます！

本日聴きに来て下さった方々、スタッフの方々、ありがとうございました！